脱サラから飲食店開業、飲食店経営まで

都内アメリカンダイニングバー開業から現在

11.転職後の勤務状況、etc

10月とともに、多国籍料理店での勤務がはじまりました。先に書いておくと、ここでの勤務は翌年2月半ばまでになります。勤務は週5日程度、およそ11時から23時まででした。

店では、主に調理に従事しました。また、シフトによっては、ホールにも出ていました。

30坪50席程度の駅前の二階店舗で、通常シフトはキッチン2名ホール2名体制でした。

客単価は昼は〜1000円、夜は〜3000円程度と、リーズナブルな日常使いの雰囲気の店でした。

ここでオーナーの藤原さんの店を支えながら、開業への最後の指導を受けました。

同時に、年明けからは週2日程度また以前のバーでお世話になるようにもしてました。

サラリーマンを辞めたことで、一時的に当然収入は大幅に下がり、月15万前後でした。

が、やっと自分の思う仕事に就いている喜び、更に開業に進んでいく充実感を、感じました。今思い返すと、一番単純に仕事を楽しんでやり、開業準備を楽しんでやっていた、そんな半年間でした。

一方、サラリーマンとは全く違う生活で、体力的には少し辛いな、と当初は感じましたし、朝から夜中まで店にいるので、少し閉塞感を感じたようにも思います。

開業という明確な目標がないと、この環境は自分には厳しいな、いろんな意味で感じました。

毎日、好きな仕事を一生懸命して、身体はくたくたに疲れてて、心地よい充実感とともに眠る。一見、すごくよい生活ですが、、自分でその先を考えないと何もそれから進めない、そういう生活でした。

今思い出して書いているので、少しお説教ぽくなってしましますが、

今まで店を経営してきて、開業したいです。という方に沢山会いましたし、何人も雇ってきました。残念ながら、まだ誰も開業してません。私の指導不足を棚上げして書きますが笑、開業という目標を口にしただけで満足するのか、飲食店で働いているだけで満足するのか、そもそも本当は開業を目指してすらないのか。

飲食店で働くということは、飲食業が好きな人にとっては麻薬のような作用があると、私は思います。開業を目指す人にとっては頑張ってるからと自分に酔い、働いてるから目標に近づいていると錯覚し、肉体疲労から日々流されて、先を考えることをどんどん後回しにしてしまう、そんな危険性があるのかなと思います。