脱サラから飲食店開業、飲食店経営まで

都内アメリカンダイニングバー開業から現在

18.物件探しから決定まで②

初回の内見後、ふたつやり方を変えることにしました。ひとつは、まずは飲食店の居抜き物件(営業中も含む)に内見を絞ること。もうひとつが、自分の店舗に必要な機材、資材を寸法を調べてリストして、それを持って内見すること。

また、居抜き物件であれば、多少希望と違う物件もまとめて見るようにチェックを増やしました。

理由は、とにかく飲食店物件に慣れること、そしてその中で自店舗のイメージを組み立てること。でした。

毎週毎週、数多くの退去物件を見て回りました。写真を撮り、寸法を計り、キッチンの機器を確認して。五年経った今でも、印象的だった物件はいくつも記憶に覚えています。なかでも千歳船橋、都立大、経堂、恵比寿、蒲田。この5つの物件は、それぞれ私にさらに考える情報を与えてくれました。

約二カ月は、こうして居抜き物件をターゲットにして内見を組む中で、実際の飲食店のリアルな外状況をはじめて意識して見るとこができ、自分がやりたい店とのイメージを重ねたり、イメージをもっと具体的にしたり足したり、そういう活動ができました。

そして最終的には、今までみた物件を大い参考にしながら、より細かく自分の理想な店舗図面をラフで自分で合理的に作れるようになりました。

多くの物件を意識的に見ることで、そこに足りないものや自分に要らないものなどを考えていき、私のイメージがどんどん完成に近づいた、そんな感覚でした。